よくある不備

【持続化給付金】申請前に「よくある不備」を確認する

持続化給付金は、申請内容に不備等が無ければ2週間程度で、銀行口座に振り込まれます。

しかし、申請情報や添付書類の内容に不備があると、1~2週間ほど振り込みが遅れるため、申請内容に不備がないかの確認は大切です。

ここでは、持続化給付金の申請における「よくある不備」について解説します。

 

スポンサーリンク

申請における「よくある不備」

5月から持続化給付金の申請が始まりましたが、申請内容に関する不備が多いようです。

そして、申請内容に不備があると、事務局から次のようなメールが届くことになっています。

【重要】持続化給付金申請情報をご確認ください

先日ご登録いただいた申請情報もしくは添付書類の内容に不備がございました。
大変お手数をおかけいたしますが、マイページより不備となった内容をご確認の上、申請情報の訂正もしくは正しい書類を添付し、再度申請いただきますようお願いいたします。

 

持続化給付金のホームページには、「よくある不備」が掲載されているので、申請後の審査をスムーズに進めたいなら、申請前に確認をしておくべきです。

このあとに、よくある不備について詳しく内容を確認していきましょう。

 

添付書類全般に係る不備

添付書類に関する不備としては、次のようなものが紹介されています。

  1. 添付ファイルにパスワードが設定されている
  2. 画像がぼやけて情報が判読できない
  3. 撮影時の角度により、必要な情報が撮影範囲から見切れている
  4. 申請している法人とは別の法人等の書類が添付されている

 

よくある不備

内容が確認できない添付書類は、有効な申請書類として認められません。

申請前の確認画面で、必ず添付書類の内容を確認するようにしましょう。

 

確定申告書類等に係る不備

確定申告書類等に関する不備としては、次のようなものが紹介されています。

  1. 確定申告書の第一表ではなく、消費税の確定申告書が添付されている
  2. 該当する年度のものではない古い確定申告書が添付されている
  3. 申請画面で入力した売上と、確定申告書に記載されている売上が異なる
  4. 法人概況説明書の1枚目に売上の記載がない
  5. 法人概況説明書の2枚目に月別の売上の記載がない
  6. 収受日付印がない
  7. e-taxの受信通知がない

※4~7は代替措置が設けられているため、申請要領で確認してください。

 

よくある不備

確定申告書類等については、年度の間違いや売上情報の記載漏れが多いようです。

また、税務署の収受印や電子申告の受信通知がない場合は、代わりに納税証明書を添付するよう必要があります。

 

売上台帳に係る不備

売上台帳に関する不備としては、次のようなものが紹介されています。

  1. 売上台帳の売上と、対象月の売上が一致しない
  2. 売上台帳の月と、対象月が一致しない
  3. 売上台帳ではなく、勤務日報、通帳の入金記録、請求書等を添付している
  4. 今年の対象月の台帳ではなく、昨年の売上台帳を添付している
  5. 添付された売上台帳の月が対象期間外(今年ではない、申請日よりも未来の月など)

 

よくある不備

売上台帳については、対象月と異なる資料であったり、申請内容と売上台帳の金額が一致しないという間違いが多いようです。

また、対象月の売上が「0円」であっても、それを記載した売上台帳の添付が必要となります。

 

スポンサーリンク

銀行口座に係る不備

銀行口座に関する不備としては、次のようなものが紹介されています。

  1. 通帳の表紙、1・2ページ目以外のページが添付されている
  2. 普通・当座以外の口座が登録されている
    (貯蓄預金、通知預金、定期預金、融資返済専用口座:カードローン通帳の口座は受け付けられません)
  3. 通帳の金融機関コードと登録された金融機関コードが一致しない
    (金融機関コードは銀行コードと表示されている場合もあります)
  4. 通帳の支店コードと登録された支店コードが一致しない
    (支店コードは店舗コードと表示されている場合もあります)
  5. 通帳の口座番号と登録された口座番号が一致しない
    (口座番号は7桁の半角数値です。7桁に満たない場合は、先頭に「0」を入力してください)
  6. 通帳の口座名義と、登録された口座名義が異なる。
    例えば、法人格を省略、屋号を追加する、使用不可能な文字が利用されている

 

よくある不備

よくある不備

銀行口座については、口座情報に関する入力ミスが多いようです。

通帳に記載されている情報をしっかり確認して、記載されている通りに正しく入力しましょう。

 

修正依頼メールへの対応

持続化給付金の申請後に、申請内容に不備があって修正依頼のメールが届いたら、次のような手順で再申請を行います。

 

①「持続化給付金の申請マイページ」へIDとパスワードでアクセスし、申請フォームのページに記載されている不備内容を確認してから、修正が必要な項目まで進みます。

よくある不備

 

②修正項目まで進んだら、正しい内容を入力し申請内容を修正します。また、添付ファイルを差し替える場合には、該当項目の元書類を一度「削除」してから、正しい書類を添付します。

よくある不備

 

③「2020年5月13日以前」に最初の申請を行った方が修正申請を行う場合には、「金融機関を検索」ボタンより改めて銀行口座の設定を行う必要があります。

よくある不備

 

④修正が完了したら、「確認画面」で不備内容が正しく修正されているか確認をします。

なお、申請後にミスに気づいても、審査中はマイページで修正が行えません。再度審査が完了し、不備メールが届くまで待つことになるため、入力、添付のミスがないか、しっかりと確認する必要があります。

そして、すべての修正が正しく行われていれば、「申請」をクリックします。

 

⑤完了画面が表示されたら、修正申請は終了です。登録したメールアドレスに、受付完了のメールが届きます。

よくある不備

 

持続化給付金の申請における「よくある不備」についてまとめてみました。

「申請に不備があるというメールが届いた」という相談をよく受けますが、その原因として添付書類の内容に不備があることが多いです。

申請内容に不備があると、持続化給付金の支給が1~2週間ほど遅れてしまうため、申請前には必ず「よくある不備」を確認してから申請をするようにしましょう。

 

編集後記

昨日は、法人の決算関係の業務を中心に。持続化給付金の審査が早くなった感じがします。いまのところ6月上旬に申請したものが、2週間もかからず入金されています。

 

スポンサーリンク