明日から3日間に渡って第70回税理士試験が実施されます。
今年は新型コロナの影響により、暑さ対策だけでなく、感染防止対策もして試験に臨む必要があります。
例年に比べて大変な環境での受験になりますが、しっかりと実力を出し切れるよう頑張ってもらいものです。
諦めない気持ちを最後まで持ち続ける
税理士試験は、各科目の合格率が10~15%になるように調整される競争試験です。
そして、合格者を絞り込むために、難易度の高い問題や試験時間内で解けきれない問題量が出題されることがあります。
わたしも受験生のときに、問題が難しすぎて「今年はダメかな」と心が折れそうになった経験が何度かありました。
受験経験が少ない受験生であれば、解答できない問題が多いと「まだ実力が足りないんだ」と諦めてしまいがちだと思います。
しかし、受験までに費やした膨大な勉強時間を考えると、簡単に投げ出してしまうのは本当にもったいないことです。
もし、本試験で弱気な気持ちになったら、いままで必死に勉強を頑張ってきた自分を思い起こしてみてください。
そして、「やれることだけやってみよう」と開き直って、最後まで全力を尽くしてみましょう。
問題が難しいときほど、この諦めない気持ちの差が、合否を分けることになります。
そして、本試験の「やめて下さい」の合図があるまで、気持ちを切らさずに取り組むことが何よりも大切です。
経験者ほど捨てる勇気を強く持とう
税理士試験では、とうてい2時間では解答できないようなボリュームの問題が出題されることがあります。
もし、最初の素読みでボリュームの多さを感じたら、難易度の高そうな問題を思い切って捨てる勇気を持ちましょう。
税理士試験は、ミニ税法を除いて「満点を取りに行く試験ではなく、合格点を取りに行く試験」です。
よって、捨てる勇気が持てずに難易度の高い問題に手を出してしまうと、合格からは遠ざかってしまいます。
特に、経験者に求めらるのは、この「捨てる勇気」を強く持つことです。
同じ科目の受験年数が長くなるほど、少し難易度が高い問題でも解けそうな気がして思わず手を出してしまいます。
しかし、合格点を取りに行くには、ここで解きたい気持ちを我慢して、まずは基礎論点から確実に解答をすることです。
経験者であれば、基礎論点を確実に合わせる力は身に付いているはずです。
捨てる勇気を持って基礎論点から解答をするという順番を間違えなければ、合格点は必ず確保できます。
最後に持ち物のチェックを忘れない
今年の税理士試験においては、国税庁から新型コロナに関する注意事項が発表され、マスクの着用がない場合は試験会場に入場できないことになっています。
また、試験会場ではマスクの配布がないため、マスクを忘れずに用意しなければなりません。
試験の前日には、持ち物のチェックリストを作成して、忘れ物がないかをしっかり確認しておきましょう。
- 受験票
- 筆記用具(ボールペン、マーカー)
- 電卓(予備も)
- ホッチキス
- セロハンテープ
- 修正テープ
- 時計又はストップウォッチ
- タオル、ティッシュ
- マスク
- 飲み物
- 現金
- 長袖シャツ(冷房対策)
- 復習用教材
試験会場の最寄り駅から会場までの距離がある場合は、冷やしたタオルを用意するといいでしょう。
それと、試験会場でテキストを見直す時間はあまり取れないので、復習用教材は最低限のテキストを用意すれば十分です。
わたしは、理論サブノートと要点チェックノートだけを試験会場に持ち込んでいました。
明日から3日間に渡って税理士試験が行われます。
今年は、暑さに加えて新型コロナ対策が必要となり、マスク着用での受験となります。
いろいろと気を使いながらの受験となりますが、悔いが残らないよう最後まで全力を尽くしてください。
編集後記
お盆は実家に少し顔を出しただけで、あとはほとんど家にこもっていました。外の暑さが異常なので、いまはランキングも控えています。