相続税法 計算テキスト

税理試験対策。繁忙期明けからGWまでは基礎固めに専念すればいい

税理士業界の繁忙期も終わり、税理士試験の受験生であれば、勉強の遅れを取り戻そうと考えていると思います。

まだ勉強の遅れを取り戻せる時期なので、いまからゴールデンウィークまでは基礎固めに専念しよう。

 

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勉強に対するモチベーションを上げることから始める

税理士事務所で働きながら勉強をしている受験生は、確定申告の業務が終わってホッとしている時期だと思います。

いまは仕事をやり切ったという達成感があって、少し休みたいなというのが本音でしょう。

繁忙期の遅れを取り戻さなきゃと思っても、勉強するのが億劫になっていると思います。

 

わたしもこの時期は繁忙期の疲れで勉強に対して前向きになれない日が数日続いたのを思い出します。

繁忙期も勉強のペースを崩さず仕事と勉強を両立できたひとは、そのままのペースで勉強を進めればいいのですが、勉強が止まってしまったひとは勉強のペースを取り戻すことから始めないといけません。

でも、一度緩めてしまったペースをいきなりフルスロットルに戻すのは負荷がかかりすぎるため、1週間くらいは勉強の感覚を取り戻すために軽い勉強から始めればいいと思います。

 

どうしても勉強をやる気になれないときは、週末に外出して思いっきりリフレッシュしてみてもいいでしょう。

まずは、勉強に対するモチベーションを上げることが大切です。

 

繁忙期明けからGWまでが一番大事な時期

わたしの受験生時代を振り返ると、いまからゴールデンウィークまので期間が受験勉強にとって一番大事な時期だったと思います。

なぜ大事かというと、この時期しか基礎項目をしっかり振り返る時間が取れないからです。

 

ゴールデンウィークが明けると、実判や答練がはじまり意識がアウトプット対策に向いてしまいます。

実判や答練で間違えた論点は基礎の見直しをしますが、全体を網羅的に振り返るだけの時間は確保できなくなります。

 

ですから、いまからゴールデンウィークまでの期間に基礎論点をもう一度振り返る計画を立てるといいでしょう。

具体的には、次の3つをやることをおすすめします。
・基礎期のWeb講座の視聴(1.5か2倍速)
・理論テキストの読み直し
・基礎問題集の苦手項目の解き直し

この時期に基礎論点をしっかり押さえられると実判や答練でAランクの取りこぼしが少なくなります。

 

経験者こそ基礎論点をしっかり押さえるべき

わたしは5科目の相続税法に合格するのに5年もかかったのですが、一番の失敗はこの時期の時間の使い方だと思っています。

経験者になると基礎論点はある程度理解できているため、はやい時期から総合問題や応用論点の対策を始めたりします。

総合問題は解けば解くほど問題のパターンに慣れていくので、解答に要する時間が短くなります。

 

そして、いままで解答時間内で手を付けれなかった問題も解けるようになるため計算の得点が伸びていきます。

その結果、実力がついて点数が伸びていると勘違いしてしまうのです。

 

でも、実際の本試験になると普段見慣れた出題形式とは異なるため、難しい論点に手を出している時間はありません。

最終的に合否をわけるのは、基礎論点でどれだけ取りこぼしがなく点数を取れたかということになります。

この時期は経験者こそ基礎論点の振り返りに時間をさくべきで、初学者に基礎力の差をつけておけば合格に近づくはずです。

 

編集後記

今日は小学生の子供が卒業アルバムを持って帰ってきました。明日はわたしも卒業式に参加して小学生としての最後の姿を見てきます。

 

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