愛知県では、新型コロナウイルス感染症患者を受け入れる入院医療機関に対して応援金を支給しています。
そして、この応援金を上乗せするために「あいち医療応援基金」による寄附を募集していて、2020年5月26日からふるさと納税による寄附の受付がはじまりました。
ここでは、ふるさと納税を利用した「あいち医療応援基金」について解説します。
あいち医療応援基金
愛知県では、新型コロナウイルス感染症患者を受け入れる入院医療機関の医療従事者を応援するため、「愛知県医療従事者応援金」を創設し、入院患者の重症度に応じて1人当たり100万円~400万円の応援金を交付することにしています。
◆交付対象
新型コロナウイルス感染症患者が入院した医療機関
【使途(例示)】
・新型コロナウイルスに感染した患者又は疑いのある患者に対応した職員に対して支払う手当
・職員が家族への感染防止のためにホテル等に宿泊した費用に対する手当
・妊娠中の職員、学校が臨時休業となった小学生の子を持つ職員、濃厚接触者となり自宅待機する職員の代替え職員の賃金等
・患者の増加に伴い増員した職員の賃金等
◆交付額
- 入院患者1人当たり(軽症・中等症):100万円
- 人工呼吸器を装着又はICUで対応した場合(重症):200万円
- ECMO(体外式膜型人工肺)を装着した場合(重篤):400万円
この応援金に、寄附を財源として入院患者1人当たり10万円を上乗せして交付することを目標として、「あいち医療応援基金」を設置し、5月1日から寄附を募集しています。
いままで寄附の申込みは、金融機関での払込みなど4種類の方法でしたが、5月26日からインターネットによる手続によりキャッシュレスで寄附ができるようになりました。
- 「納入通知書兼領収書」(県から送付)による金融機関での払込み
- 現金書留
- 現金持込
- 口座振込
- ふるさと納税民間サイト「さとふる」(5月26日から受付開始)
ふるさと納税を利用した「あいち医療応援基金」の申込み
2020年5月26日からふるさと納税を利用して、「あいち医療応援基金」へ寄附ができるようになりました。
◆申込方法
ふるさと納税民間サイト「さとふる」の特設サイト「新型コロナウイルス医療対策支援寄附」から申込みできます。
※1,000円から1円単位で指定した金額を寄附することが可能ですが、寄附金額が2,000円以下の場合は、寄附金控除の適用外となります。
◆払込方法
クレジットカード及びキャリア決済
なお、ふるさとの特設サイト「新型コロナウイルス医療対策支援寄附」では、愛知県以外の自治体も寄附の募集を行っています。(2020年5月29日時点)
【医療対策支援】
大阪府・山梨県・山口県・栃木県・福岡県・香川県
【医療対策およびその他支援】
長野県・高知県・長崎県・埼玉県・京都府
ふるさと納税を利用した「あいち医療応援基金」についてまとめてみました。
新型コロナウイルス感染症の拡大防止に向けて活動を続ける医療関係者の方を、ふるさと納税制度を活用して支援することができます。
「ふるさと」の特設サイトであれば、自宅からキャッシュレスで寄附ができるので、医療関係者の方を応援するために利用してみてはどうでしょうか。
編集後記
昨日、やっとアベノマスクが自宅に届きました。すでにマスクは確保してあるので、届いたマスクは寄附をする予定です。