本試験まで残り90日となりました。人によって、残り90日を「まだ」と感じるか、「もう」と感じるかの違いはあるでしょう。
どこに目標を設定するかによって学習計画が変わる
本試験まで残り90日ですが、合格レベルに早く仕上げようと思ったら、残された日数はそんなに多くありません。
わたしが受験生のときは、全統までに合格レベルに仕上げるように学習計画を立てていました。
大原の全統は7月8日から始まるので、ここを目標とすると残りは60日です。
残りを90日と考えるか、または60日と考えるかによって勉強への取り組み方も変わってきます。
全統までに合格レベルに仕上げるとなると、ハードな学習スケジュールになりますが、まずはここを目指すべきです。
「本試験までに合格レベルに仕上げればいい」という計画を立てていると、最終的に時間が足りなくなります。
計画通りに勉強が進んで万全の状態で本試験を迎えればいいのですが、なかなか計画通りには進まないものです。
本試験の直前になって時間が足りないと慌てないためにも、全統までに仕上げるという強い気持ちで取り組むべきでしょう。
全統を目標に学習計画を立ててみる
基礎項目の仕上がり具合によって全統までに取り組むべき内容は人それぞれですが、まずは専門学校の学習計画表をベースに学習計画を立てるのがいいでしょう。
計算は、実判や直前答練で取りこぼした基礎項目の解き直しと、これから講義が始まる改正論点の学習が中心で、理論については、応用理論の対策と改正論点に関する追加理論の暗記といったところでしょうか。
これに計算の苦手論点の対策と個別理論の暗記が学習計画に加わると、それなりに計画表が埋まります。
これらの内容は、いつかは取り組まないといけないものなので、全統までに頑張って取り組むべきです。
もし、全統までに仕上がらないところがあっても、残りの1ヶ月でその部分に取り組めます。
いまから全統まで負荷をかけて頑張るか、本試験の直前に負荷をかけて頑張るかのどちらかです。
どちらが合格レベルに仕上げやすいかは考えるまでもないでしょう。
立てた学習計画はこまめにメンテナンス
普段から学習計画は立てていると思いますが、残り90日は計画のこまめなメンテナスが欠かせません。
実判や直前答練を受けると課題が見つかるので、その都度計画に落とし込んで早めに対策をすべきです。
間違えた問題を「間違いノート」に写すと同時に、その問題を見直す予定を学習計画に書き込めば忘れずに復習ができます。
こまめに計画のメンテナスをして、やるべきことを後回しにせずに勉強に取り組めば合格レベルに近づくはずです。
それと、立てた計画を確実に実行するためには時間の確保も重要です。
効率的に学習を進めるためにも理論暗記はすきま時間を活用するなど、時間の使い方の工夫が大切です。
編集後記
税理士試験の受験生時代を思い出すと、ゴールデンウィークが明けてから本試験までがあっという間に感じた記憶があります。本試験まで残り3ヶ月です。受験生には悔いが残らないように頑張ってもらいたいです。