働きながら税理士試験の勉強をしている方の中には、繁忙期で遅れた勉強をゴールデンウィークで取り戻そうと考えている人がいると思います。
わたしも受験生のときに、ゴールデンウィークを利用して勉強を頑張ろうとしましたが、なかなか計画通りにいかないものです。
ゴールデンウィークは遅れを取り戻すチャンス
税理士業界の繁忙期が終わって勉強のペースを取り戻そうとしている受験生にとっては、ゴールデンウィークの10連休は勉強の遅れを取り戻すチャンスです。
この10連休をどうやって過ごすかによって、その後に始まる答練の結果がかわってきます。
ゴールデンウィークを充実したものにするには、ちゃんとした勉強の計画を立てることが大切です。
なんとなく勉強して10日間を過ごすのと、しっかり計画を立ててやるべきことをこなすのでは、身につくものが確実に違ってきます。
勉強の進み具合によって取り組むべきことは人それぞれですが、時期的には基礎固めが重要なので、基礎論点の振り返りと苦手論点の学習を中心とした計画がいいでしょう。
すでに基礎固めが終わっている人は、応用論点や総合問題対策に取り組めばいいと思います。
まとまった休みに期待しすぎない
今年のゴールデンウィークは10連休でまとまった休みが取れるため、いまやるべきことをゴールデンウィークに先送りしていませんか?
「ゴールデンウィークにやればいい」という先送りを繰り返すと、やるべきことが増えすぎて到底ゴールデンウィークだけでは終わらないような勉強量になってしまいます。
10連休といっても土日が4日間あるので、平日で休みになるのは6日間です。
この6日間がフルに勉強に充てられたらいいのですが、家族や友達との外出などでそれなりに予定が入るものです。
わたしもゴールデンウィークには家族と出かけたりして、フルに勉強ができたという年はなかったです。
まとまった休みがあるとちょっと無茶な計画を立てがちになるので、事前に立てた計画の8割くらい達成できればいい方だと思います。
わたしが受験生のときは、家族との外出の予定が入ったりして計画の達成率が5割くらいというときもありました。
ゴールデンウィークの休みに期待しすぎて、やるべきことを計画に詰め込み過ぎると、予定していた計画が消化できないという結果になるかもしれません。
早めに計画を立てて早めに取り掛かろう
立てた計画通りにやるべきことをこなすには、はやく取り掛かることです。
ゴールデンウィークに全てをやろうとせずに、ゴールデンウィークが始まる1週間くらい前から取り掛かれば、立てた計画もある程度消化できます。
そのためには早めに勉強の計画を立てることです。早めにやるべきことが決まれば、その分早めに取り掛かれます。
計画より早く勉強がすすめば、ゴールデンウィーク中に1日くらい勉強のことを忘れて遊びに出かけるのも気分転換になっていいでしょう。
充実した10連休を過ごせるように、早めに計画を立てることに取り組みましょう。
編集後記
今日は春と思えないほど寒い一日でした。雨のおかげで花粉は抑えられましたが寒さがこたえました。