2019年11月10日(日)に、岐阜県揖斐川町で開催された「第32回いびがわマラソン」に参加しました。
天気にも恵まれ、綺麗な景色を楽しみながら、12年振りにフルマラソンを楽しみました。
第32回いびがわマラソン
岐阜県揖斐川町で開催された「第32回いびがわマラソン」に参加してきました。
「いびがわマラソン」は、1988年に始まった市民マラソンで、今年で32回目を数える歴史のあるマラソン大会です。
岐阜県揖斐川町は、人口が2万人程度の町ですが、町全体でこの大会を大事に守ってきているので、32年もマラソン大会が続いています。
もともと町おこしがきっかけで始まったマラソン大会ですが、町民のボランティアによるあたたかい運営に支えられ、いまではその「おもてなし」が評価されて人気のマラソン大会になりました。
また、いびがわマラソンの運営は、ふるさと納税の寄附にも支えられているので、揖斐川町のふるさと納税に興味ある方は、こちらをご覧ください。
いびがわマラソンは、Qちゃんこと高橋尚子さんがスペシャルアドバイザーを務める大会としても有名です。
毎年、ランナーの応援に高橋尚子さんが駆けつけてくれて、大会を盛り上げてくれます。
そして、高橋尚子さんに「日本一きついコース」と言わしめたコースは、走るにはそれなりの覚悟が求められます。
フルマラソンのコースは、高低差が127mもあり、中間地点まではひたすら上りが続きます。
アップダウンが多くてタフなコースですが、山や川に囲まれた自然の中を走れ、紅葉も楽しめるため全国から参加者が集まります。
いびがわマラソンの人気を表しているのが、毎年フルマラソンの申し込みが開始から30分前後で締め切られることです。
今年も、Webエントリーが始まって、フルマラソンは39分で締め切られました。
エントリー開始の時間には、パソコンの前で準備をしていないと申し込みは難しいです。
地域別エントリー数
エントリーは、地元の岐阜県より隣県の愛知県の方が多い状況です。
愛知県には、男子が参加できる公認のフルマラソン大会がないため、この大会にエントリーする人が多くいます。
他にも関東や関西方面からのエントリーもあり、ランナーには人気のある大会だというのがわかります。
種目別・年代別エントリー数
エントリー者は、男女とも40代と50代が多く、コースのアップダウンが厳しい分、70代以上の高齢者は少ない状況です。
それでも、今年からフルマラソンの制限時間が30分延長されて6時間になり、初心者や高齢者でもエントリーはしやすくなっています。
いざ大会会場へ出発
いびがわマラソンのいいところは、フルマラソンのスタートが9:45とゆっくりなので、愛知県からであれば当日の朝に移動ができます。
そして、大会会場への移動手段は、次の3つの方法があります。
- 電車(JR大垣駅で養老鉄道の揖斐行きに乗り換え、揖斐駅下車)
- 車(大垣IC、関ヶ原IC、羽鳥ICから45分)
- 直行バス(名古屋・岡崎・豊田・津・岐阜羽島など全10駅から発車)
今回が、初めての参加だったので、迷わずに現地に到着できる直行バスを利用しました。
このバスのいいところは、バスの中に荷物を置くことができ、休憩場所としても自由に開放してもらえることです。
そして、走り終わって疲れたあとに電車や車で移動するのは大変ですが、バスならば会場から名古屋市内まで運んでもらえます。
今年利用してみて本当に楽だったので、来年もこのバスを利用する予定です。
バスの集合時間が6:40だったので、自宅を5:50に出発して名古屋駅に向かいました。
最寄り駅から地下鉄に乗ったところ、スポーツウェアを着た人が多くて驚き。
日曜日の6時代の電車だったので、普通の乗客が少なく、まるでマラソン参加者の専用車両のようでした。
バスの待ち合わせは名古屋駅の太閤通口で、すでにバスを待つ長い列ができていました。
予定通り6:50に名古屋駅を出発して、大会会場の揖斐川町へ向かいました。
バスに乗って隣の方に話しかけたところ、昨年もいびがわマラソンに参加した方だったので、コースについて教えてもらいました。
その方は、2週間前に金沢マラソン、1週間前に伊賀忍者トレイルランに参加していて、今回のいびがわマラソンで3週連続の大会出場というすごい方でした。
いびがわマラソンを走った感想は、コースはアップダウンが多くて走り方が難しいとのことでした。
昨年は、ペース配分を誤って記録が4:40だったので、今年はそのリベンジでのエントリーでした。
その方が、2週間前に金沢マラソンを3:50で走ったと聞いて、フルマラソンを3時間台で走れる方でも、ペース配分を誤ると記録が伸びないコースだとわかったので、最初はゆっくりめのペースで走ることに決めました。
そして、バスは予定通り8:30に大会会場に到着。すでに会場は多くの参加者で溢れていました。
フルマラソンのスタートは9:45ですが、スタート前の整列完了が9:20なので、会場到着後は早めに着替えとトイレを済ませ、ストレッチと軽いジョギングで整列開始の時間を待ちました。
そして、9:10頃から徐々に整列が始まり、エントリー時に申請した目標設定タイム順に整列。
わたしのブロックは、うしろから3つ目なので、先頭が見えない場所でのスタート待機となりました。
いよいよフルマラソンのスタート
高橋尚子さんの合図とともに、9:45にフルマラソンがスタート。
マイクでスタートの合図は聞こえましたが、わたしがいた場所は一歩も前に動けず、周りが拍手で盛り上がっただけでした。
その後、しばらくしてやっと歩く程度で動き出し、徐々にスタート地点が見えてきました。
それとともに、高橋尚子さんや西田ひかるさんがスタート地点で手を振っている姿が、段々と大きく見えてきました。
そして、約7分ほど遅れて、やっとスタート地点を通過。
スタート直前まで歩く程度でしか動けなかったので、スタート後もすぐには走れないだろうと思っていたら、スタート地点を通過してからは意外にスムーズに流れました。
久しぶりのフルマラソンで自分のペースがつかめなかったので、とりあえず集団のペースに合わせて走ることに。
1㎞の通過がちょうど6分だったので、ペースがつかめるまではこのペースをキープすることにしました。
スタートして建物が見えていたのは数百メートルで、その後はひたすら山と川の自然の中を走り続けました。
自然の中を走るコースですが、景色に変化があり、橋などの目標物もあるので、走っていて飽きるようなことはありません。
橋を渡るときに見える景色は特に綺麗で、ランナーの中には橋の上でとまって写真を撮っている人も。
また、いびがわマラソンには「お茶目賞」という仮装に対する賞があるため、仮装ランナーも多く見かけました。
ときどき見かける仮装ランナーは、疲れたランナーたちを元気にしてくれました。
走り始めてすぐに気になったのは、19℃もある気温の高さ。
2~3㎞走っただけで、すごい汗がでてきて、すぐに喉が渇き始めました。
レース中にトイレに行きたくなかったので、スタートのかなり前から水分補給を止めていたのも影響しました。
山の中に入っていくと、日向と日陰では温度差がかなりあったので、できるだけ体力を温存するため日陰を選んで走りました。
前半は4㎞すぎから上りが続くコースですが、10㎞までは1㎞6分ペースを維持して30:24で通過。
久しぶりのフルマラソンもいい感じの走り出しでした。
この続きは、こちらの記事で書いています。
2019年11月10日(日)に、岐阜県揖斐川町で開催された「第32回いびがわマラソン」に参加しました。前回、10㎞地点までの途中経過を書きましたので、今回はゴールまでの後半になります。前半の記事は、こちらをご覧ください。[…]
編集後記
昨日は、いびがわマラソンの筋肉痛であまり体を動かすことができず、家にこもって仕事をしていました。走った当日の夜よりも筋肉痛がひどくなっていて、ロボットのようなぎこちない歩き方になっています。