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税理士業界の転職活動。12月から活動して3月の就職を目指す

12月は税理士試験の結果発表があるため、それに併せて税理士業界の求人が増えます。

新たな環境を探しているのであれば、積極的に転職活動に取り組みましょう。

 

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動かないと出会いはない

税理士業界では、12月の税理士試験の結果発表後に、官報合格者や科目合格者を求めて採用活動をする事務所が増えます。

この時期の就職活動は、結果発表で合格科目が増えた受験生にとっては、希望条件に合った職場を見つけるチャンスです。

いまは税理士試験の受験生が減少しているため、科目合格者の採用ニーズが高まっていて、ひとつでも科目合格があれば、就職活動がしやすい環境です。

 

最近は、通年採用をしている事務所も増えましたが、試験合格者に出会えるこの時期にしか採用活動をしない事務所もあります。

就職活動というのは、その活動をするタイミングよって、成果が変わってしまいます。

希望条件に合った職場を探すには、選択肢が多くなるこのタイミングで活動をするのがいいでしょう。

 

そして、就職活動で重要なのは、明確な目的をもって活動することです。

就職先に求めるものが、勉強がしやすい環境なのか、仕事のキャリアステップなのか、それとも独立に向けた準備なのかによって、選ぶべき環境も変わってきます。

したがって、この目的がブレてしまうと、結果としてミスマッチの就職になる可能性があります。

 

自分に合った職場に出会うためにも、まずは目的を整理して、その条件に合った求人探しから始めることです。

自ら行動を起こさないと、新たな出会いは生まれないので、準備が整ったら活動に取り組みましょう。

 

税理士業界の就職活動については、こちらの記事で詳しく書いています。

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キャリアアップ

 

転職は焦らずじっくり見極めを

税理士業界で働いている受験生は、繁忙期が落ち着く3月中旬以降の入社を目指して、転職先を探すといいでしょう。

12月から業務が忙しくなるため、顧問先を担当している職員であれば、繁忙期が落ち着くまでは退職は難しくなります。

転職したい求人から12月中に合格通知をもらえれば、1月末の退職も不可能ではないかもしれませんが、人材に余裕のある職場でない限り、1月末の退職をOKしてもらえる確率は低いでしょう。

したがって、この時期の転職活動は、焦らずにじっくり自分に合った職場を探すことです。

 

人材採用を計画的に行っている事務所であれば、求職者が繁忙期にすぐに退職できないのは理解しています。

ですから、選考段階で「いつから入社が可能ですか?」と聞かれたら、正直に退職可能な時期を伝えましょう。

この質問をしてくるのは、求人側が求職者に興味を持っているということです。

そして、求職者に対する評価が高ければ、入社時期については、業務が落ち着くまで持ってもらえるものです。

こういった求人側の対応などによっても、人材の受け入れが整った職場なのかを判断できます。

 

一方、この時期の転職活動で気を付けるのは、繁忙期に向けて人手の確保をしている求人に飛びつかないことです。

あまりにも待遇が良い求人に応募するときは、しっかり仕事内容や職場環境を見極める必要があります。

また、選考段階で早めの入社を求めてくる事務所は、人手が足りていない職場の可能性が高いので、注意した方がいいでしょう。

 

税理士業界にこだわらない

税理士試験の受験生には、試験勉強に専念しやすい環境を求めて転職活動をする方もいます。

たとえば、いまの環境が残業が多かったり、土曜日出勤があったりして、勉強の時間を確保するのが難しいような場合です。

わたしも受験生のときは、勉強ができる環境を重要視していたので、残業がなくて、土日休みの求人しか応募はしていませんでした。

 

しかし、受験生なら同じような環境を求めているため、いい条件の求人には応募が殺到して、採用までのハードルは高くなります。

ですから、働く環境だけを優先するのであれば、税理士業界以外も視野に入れて求人を探すことです。

働く環境が整っている一般企業で、まずは試験の合格を目指してみるのもいいと思います。

 

受験生が最優先すべきことは、税理士試験の合格です。

実務は、資格を取ってからでも経験できるので、一時的に税理士業界から離れることはマイナスではありません。

逆に、いままで一般企業で働いた経験がないのであれば、将来のために違う業界で働いてみるのはいいことです。

せっかく新たな環境を探すのであれば、視野を広くして活動をした方がいいでしょう。

 

就職活動というのは、いつ活動するかというタイミングが重要です。

求人数が多い時期に活動した方が、希望する条件の求人に出会える可能性は高くなります。

新たな環境を求めているのであれば、この時期を逃さずに転職活動をしてみましょう。

 

編集後記

昨日は、freeeの担当者さんとZOOMで打合せをして、その後は年末調整の業務を。

 

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