IBEXクラウド組曲Major

顧問先を引き継いで独立するなら、同じ税務ソフトを使うと移行がスムーズ

  • 2019年6月5日
  • 2019年11月18日
  • 独立

税理士として独立すると、お客様の申告業務をするにあたって税務ソフトが必要になります。

独立時に顧問先を引き継ぐときは、勤務時代と同じ税務ソフトを選択するとデータ移行がスムーズにできます。

 

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税務ソフトはJDLを選択

税理士として開業するのに必要となるのが税務ソフトです。

独立すれば税務ソフトを自由に選べますが、初めは使い慣れたものがいいと思い、長く使用しているJDLにしました。

 

そして、わたしが選んだ税務ソフトは、JDLの「IBEXクラウド組曲Major」です。

IBEXクラウド組曲Majorには2種類の運用方法があり、PCにソフトをダウンロードして使用する方法と、仮想サーバーを利用してクラウド的にソフトを使用する方法があります。

仮想サーバーを利用すれば、複数のPCで同時にソフトが利用できたり、外出先からネット経由でソフトにアクセスしたりと利便性はあります。

しかし、ひとりで仕事をするならそこまでの機能は必要ないため、ダウンロード型を選択しました。

 

それから、IBEXクラウド組曲Majorは、使いたいソフトを個別に選べます。

ですから、開業時のサービス内容に合わせて必要なものだけを契約しました。

たとえば、わたしの場合は、すぐに相続関係のサービスを提供する予定がないので、相続に関連するソフトは必要ありません。

開業時はできるだけムダな支出を押さえたいので、必要なソフトを選択して契約できるのは助かります。

 

当初は、税務ソフトだけ契約する予定でしたが、財務ソフトが2月に値下げ(84,000円→30,000円)になったのを知って、こちらも追加で契約しました。

会計業務は、マネーフォワードやfreeeを使う予定ですが、大量のデータのチェックや修正をするには使いにくいところがあります。

したがって、JDLの財務ソフトにデータを取り込んだ方が修正作業はラクなので、クラウド会計と財務ソフトを上手く使い分けていく予定です。

それと、マネーフォワードやfreeeのデータを取り込む機能が財務ソフトに搭載され、以前に比べてデータのやり取りに手間が掛からなくなったのも契約した理由です。

 

引き継ぎ前のデータがらくらく移行

税務ソフトにJDLを選択したもうひとつの理由が、引き継ぎ前の顧問先データが簡単に移行できるということです。

新たに税務ソフトを導入すると、顧問先の基礎情報や過去の申告情報の登録が必要になります。

そして、過去の申告情報を印刷した申告書から手入力で登録することは、できれば避けたいものです。

開業時は他にもやることが沢山あるので、こういった作業を簡単にできれば助かります。

 

今回、5年分の財務と税務のデータを移行しましたが、3分ほどで移行が完了しました。

これを手作業で行ったとしたら、どれだけ時間をムダにするかと考えただけでもゾッとします。

移行操作は簡単で、JDLのJOBMENUから「Client File Manager」→「ファイル操作」→「退避・復元」と進み、移行前のシステムでデータ退避をしたものを、移行後のPCで復元させるだけです。

したがって、税務ソフトにデータ移行機能があるなら、まずは同じ税務ソフトでスタートするのがおすすめです。

 

他社商品はこれから比較検討

ひとり税理士として仕事をする一番のメリットは、自分ですべてのことを決められることです。

仕事用のPCも自由に選べますし、使用する会計や税務ソフトも自分で決められます。

こいったものは毎日使うものなので、できるだけストレスを感じないものを選びたいものです。

 

開業時は、とりあえずデータ移行の簡単さを優先して、同じ税務ソフトを選択しました。

しかし、税務ソフトなどの日々の業務で使うものは、定期的に見直しが必要だと思っています。

新しいものへの入れ替えは手間やストレスが掛かりますが、自分の成長のためにはこういった試みは大切です。

ですから、開業後のバタバタが落ち着いたら、市場調査も兼ねていろんなソフトを試してみるつもりです。

 

編集後記

税務ソフトの設定も無事終わり、仕事ができる準備は整いました。あとは営業活動の準備を進めるだけです。

 

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