iPhoneによる確定申告

スマホによる確定申告。iPhoneでマイナンバーカードが読み取り可能に

2020年1月6日より、iPhoneでマイナンバーカードを読み取ってe-Taxの機能が利用できるようになります。

それに向けて、iPhoneでマイナンバーカードを読み取れるアプリが公開されています。

 

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スマホによる確定申告が便利に

2019年分の確定申告から、スマホによるマイナンバーカードを利用したe-Taxサービスが始まります。

2018年分は、ID・パスワード方式だけだったのが、新たにマイナンバーカード方式が加わってスマホによる確定申告が便利になります。

所得税の確定申告書の作成・送信は、2020年1月31日からとなっていますが、メッセージボックスの閲覧は、2020年1月6日から利用が開始になる予定です。

iPhoneによる確定申告

 

スマホでのマイナンバーカード方式の追加に合わせ、スマホ専用画面で利用できる手続きの範囲も広がっています。

2019年分からは、2か所以上の給与所得がある方や、年金収入や副業等の雑所得がある方なども、スマホで確定申告ができるようになります。

スマホによる確定申告

 

さらに、2019年分の確定申告から、iPhoneでマイナンバーカードを読み取ってe-Taxの機能が利用できるようになります。

iPhone7以降の機種で、iOS13にアップデートされていれば、アプリを導入してマイナンバーカードが読み取れるようになりました。

iPhoneでe-Taxが利用できるようになり、申告の手続き範囲が広がったため、2019年分の確定申告からスマホ利用が増えそうです。

 

iPhoneでマイナンバーカード読み取り

2019年10月から、iPhoneでマイナンバーカードが読み取れるアプリが公開されています。

現在、マイナンバーカードの電子証明書を読み取れる公式アプリは、2種類あります。

「JPKI利用者ソフト」

2019年10月16日に、地方公共団体情報システム機構から公開されたアプリです。

いまのところ利用できるのは、「署名用電子証明書」と「利用者証明用電子証明書」を表示させる機能だけです。

表示させたい電子証明書を選択し、署名用のパスワードを入力してから、iPhoneをマイナンバーカードの上に置くと、電子証明書の内容がiPhoneの画面に表示されます。

 

iPhoneによる確定申告iPhoneによる確定申告

 

「マイナポータルAP」

2019年11月5日に、内閣府番号制度担当室から公開されたアプリです。

このアプリは、iPhoneからマイナーポータルへログインができるなど、JPKI利用者ソフトに比べて多くの機能が利用できます。

マイナーポータルにログインするには、電子証明書のパスワードを入力して、iPhoneをマイナンバーカードの上に置くと、マイナーポータルの画面が開きます。

 

iPhoneによる確定申告iPhoneによる確定申告

 

そして、マイナーポータルのメニューである「もっとつながる」から「e-Tax」へログインすることができます。

ただし、マイナーポータルからe-Taxへログインするには、事前にパソコンで2つのサービスをつなぐ設定をしておく必要があります。

 

iPhoneによる確定申告iPhoneによる確定申告

 

2つのアプリはリリースされたばかりで、これから機能が追加されていく予定になっています。

今後は、iPhoneとマイナンバーカードがあれば、行政サービスを便利に利用できるようになりそうです。

 

マイナーポータルとe-Taxをつなぐ設定方法は、こちらで詳しく書いています。

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マイナンバーカード方式

 

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マイナンバーカードの取得

iPhoneを利用してマイナンバーカード方式で確定申告をするなら、事前にマイナンバーカードの準備が必要です。

マイナンバーカードの取得には、申請手続きから交付まで1か月ほど要するため、早めに手続きをしておきましょう。

マイナンバーカードの申請方法は、「郵送」「パソコン」「スマホ」「証明写真機」の4種類あります。

①郵送による申請

個人番号カード交付申請書に署名または記名・押印し、顔写真を貼り、送付用封筒に入れて郵便ポストに投函します。

②パソコンによる申請

交付申請用のWebサイトから必要事項を入力し、デジタルカメラで撮影した顔写真を添付して送信します。

③スマートフォンによる申請

交付申請書のQRコードから申請用Webサイトにアクセスし、必要事項を入力の上、デジタルカメラで撮影した顔写真を添付して送信します。

④証明写真機からの申請

タッチパネルから「個人番号カード申請」を選択し、交付申請書のQRコードをバーコードリーダーにかざします。画面の案内にしたがって必要事項を入力し、顔写真を撮影して送信します。

 

政府は、マイナンバーカードの普及に向けて、マイナンバーカードを利用したサービスの導入をいろいろ検討しています。

そのひとつとして、マイナンバーカード保有者のキャッシュレス決済に付与される「マイナポイント」が、2020年9月から始まる予定です。

さらに、2021年3月からはマイナンバーカードを、保険証として利用できる予定になっています。

今後は、マイナンバーカードを利用したサービスが増えてくるので、早めにマイナンバーカード取得をしておくことをおすすめします。

 

編集後記

やっと、フルマラソンの足の痛みが治まりました。坂道が多いコースだったことが影響して筋肉疲労が酷かったです。

 

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