マラソン

成長には時間がかかるが、それに向けた努力をやめると元に戻るのは早い

成長するには時間がかかるものですが、それに向けての努力をやめると、元の状態に戻るのは早いものです。

 

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元に戻るのはあっという間

いままで長く続けたことのひとつにランニングがあります。

29歳のときにフルマラソンへの参加をきっかけに始めたので、もう20年以上も続いています。

 

しかし、ずっと続いていたわけでなく、税理士試験の受験生時代は、半年以上走らない期間もありました。

試験勉強の開始と同時にフルマラソンへの参加をやめたため、ランニングの成果を確かめる機会がなくなって、モチベーションが維持できなくなりました。

ランニングをなんとかやめずに続けてこられたのは、走ることが勉強の気分転換なっていたからです。

 

そして、ランニングで経験したのが、継続をやめると築き上げたものがなくなるのは、あっという間ということです。

たとえば、走ることを半年くらい辞めてしまうと、1~2㎞を走るだけで息が苦しくなって、すぐに休憩をしたくなります。

走った次の日には、筋肉痛になって、いままでランニングで築き上げてきた走力がなくなっているのを感じます。

フルマラソンを10年続けていたので、それなりに自信があったのですが、走力が落ちるのは本当に早かったです。

 

税理士試験の勉強も同じ

継続をやめると築き上げたものがなくなるのは、税理士試験の勉強も同じです。

わたしは、合格まで残り1科目のときに、試験日から結果発表までの4か月間は、勉強から遠ざかっていました。

ですから、結果が出てから勉強を始めても、4か月前に比べて明らかに計算力や暗記力が低下している状態からの再開でした。

4か月前まではスラスラ解けていた問題に時間がかかったり、完璧に覚えていた理論が書けなくなったりと、それまでの実力に戻すのにある程度の日数がかかりました。

 

こんなことを繰り返していたので、税理士試験に4科目合格してから、最後の1科目が合格するまで5年もかかりました。

難易度の高い試験では、合格まで継続することをやめずに、1年間通してストイックに勉強に取り組める方から合格していきます。

わたしは、そこまで取り組む姿勢がなかったため、合格まで11年もかかりました。

 

税理士試験に長くチャレンジしていると、とりあえず結果発表までは休みたい気分になります。

しかし、結果がでるまでは受験生という気持ちを忘れずに、実力が落ちていくスピードが緩やかになるよう、少しでも勉強は続けておくことが必要だったのでしょう。

 

成長するには時間がかかる

いままでのランニングや試験勉強の経験から、少しブランクをつくると元の状態に戻すだけで、さらに時間を要することを経験しました。

そして、成長するには元の状態に戻してから、更に負荷をかけなければ、新たな力が付いてきません。

ですから、ブランクをつくりながら継続していると、成長へのステップに時間がかかってしまいます。

 

フルマラソンにチャレンジしていたときに、4時間30分からタイムを縮めることができず、同じようなタイムを4、5年続けていました。

そのときの状況がまさしく上記のような環境で、毎年同じような練習を繰り返しているだけで、新たな試みができないまま大会本番を迎えていました。

どうしても4時間を切るタイムを出したかったので、フルマラソンを始めて7年目に、20㎞ほどの長い距離を走る練習を新たに組み入れて、初めて3時間台で完走できました。

 

そんないろいろと思い出があるフルマラソンに12年ぶりにチャレンジすることになりました。

 

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あまりにも間が空きすぎて、昔の練習を正確には思い出すことができませんが、一応本番に向けて準備を進めてきました。

どんな記録がでるかが楽しみですが、今回のフルマラソンを再スタートとしてベストタイムが更新できるようチャレンジを続けていこうと思います。

 

編集後記

昨日は、税理士会の研修をweb視聴しました。税務調査について税理士として取り組む姿勢が学べた研修でした。

 

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