会社をつくることは決めたけど、会社名をどうしようかというのは悩むものです。
考え出すと時間が掛かるものですが、これから長く付き合っていくものなので安易には決めたくないものです。
まずは会社名やドメインを検索してみる
せっかく考えた会社名が商標登録されていたり、使用したいドメインがすでに使われていたりするかもしれません。
まずは候補にあげた会社名やドメインが、使用できるか検索してみましょう。
会社名を検索してみる
「nomyne(ノミネ)」(キーワード型検索エンジン)
会社名の候補として決めたものが、商標的に問題ないかを無料で診断することができます。
会社名を考えるときにも利用できるので、気になる言葉があれば検索してみましょう。
これに決めたと思った会社名が、すでに多くのところで使用されていることもあります。
ドメインを検索してみる
「ムームードメイン」「お名前.com」
ドメイン取得業者のサイトを利用して、使用したいドメインが取得可能か確認しましょう。
ネットを活用するビジネスにおいては、ドメイン名は会社のイメージを伝える重要なものです。
使用したいドメインが使えないときは、会社名も考え直す必要があるかもしれません。
会社名はどう決めればいいの
会社名は比較的自由に決められますが、何でも好きな表記が使用できるわけではありません。
一定のルールがあるので、それに従って会社名を決めることになります。
会社名には守るべきルールがある
①使用できる文字や符号
・漢字
・ひらがな
・カタカナ
・アルファベット
・アラビア数字
・「&」「’」「,」「-」「.」「・」の6種類のみ
※先頭や末尾(ピリオドを除く)に符号は使用できません。
参考:法務省「商号にローマ字等を用いることについて」
②法人格を示す表記が必要
会社名には「株式会社」や「合同会社」といった法人格を示す表記を入れなければなりません。
法人格を入れる場所は会社名の前後どちらでも大丈夫です。
③会社名には使えないもの
会社名には使用できないものがあるので、どんなものが使えないのか事前に確認しておく必要があります。
・支店、支社、出張所や事業部などの部門を表すような言葉は使用できません。
・銀行、保険、信託や学校などの法令で禁止されている言葉は使用できません。
・同じ住所に同じ商号の会社がある場合には登記ができません。
・商号が商標登録されいるものは損害賠償請求を受けることもあります。
・有名企業の商号を使用すると会社名の変更を要求されることもあります。
・公序良俗に反する言葉は使用できません。
会社名の発想方法はいろいろ
会社名を決めるときのルールを確認したら、どんな会社名にするかを考えます。
会社名の決め方にもいろんな発想方法があるので、決め方に悩んだら参考にしてみてください。
・言葉を組み合わせてみる
・文字の一部を変えてみる
・逆から読んでみる
・語呂合わせしてみる
・言葉の語源を調べてみる
・企業理念やコンセプトから考えてみる
・商品やサービスから想像してみる
・やりたいことを社名にしてみる
安易に会社名を決めてしまって、あとから会社名を変更することになると登録免許税として3万の費用が掛かります。
会社名は長く付き合っていくものなので、自分が納得いくまで時間を掛けて考えるのがいいでしょう。
将来の展望をイメージしながらワクワクした気持ちで考えると、会社名の発想が広がるかもしれません。
編集後記
今日の名古屋は真夏日でした。数日30℃近い天気が続くみたいで、この暑さだと週末に外出すのがいやになります。