前半戦を4連勝で締めくくったドラゴンズ。前半戦の戦いを振り返ってみたいと思います。
2019年前半戦の振り返り
開幕前に予想したセ・リーグの順位表です。4連覇がかかる広島を優勝候補にしていました。
1位 広島
2位 巨人
3位 中日
4位 ヤクルト
5位 DeNA
6位 阪神
そして、次が前半戦のセ・リーグの結果です。ドラゴンズは5位で前半戦を終了です。
1位 巨人 -
2位 DeNA 9.5
3位 阪神 0
4位 広島 1.5
5位 中日 0.5
6位 ヤクルト 4.0
開幕に予想した順位が、いまのところは見事にハズレています。
巨人は、丸の加入で確実に戦力アップしているので、いまの首位は順当なのかもしれません。
これだけ独走を許しているのは、巨人戦に4勝10敗と大きく負け越しているドラゴンズに責任があるでしょう。
その他の5チームは、2位から6位までが6ゲーム差しか離れていないので混戦ですね。
ドラゴンズの前半戦は、37勝43敗の借金6という結果です。
ファンとしては、満足できる結果ではありませんが、故障者が多かったわりには、上位が狙えるゲーム差で前半を終えたので健闘した方でしょうか。
しかし、試合後半の逆転負けやサヨナラ負けの試合が多く、勝てる試合を何試合か落としのがもったいなかったです。
落合さんの監督時代は、こういった試合を勝ち切る強さがあったのに、いまのドラゴンズが弱い原因は、僅差のゲームを確実にものにできないところでしょう。
前半戦に活躍した選手は
開幕投手を務めた笠原が、病気でローテーションを外れたときは、どうなることかと思いましたが、3年目の柳が頑張ってくれました。
借金6で前半戦を終えられたのも、柳が9勝2敗と7つも貯金をつくったおかげでしょう。
昨年0勝の大野も5勝と頑張っているものの、負け数が6つもあり、相変わらず貯金がつくれない選手のままですね。
左投手の柱として、後半戦は貯金をつくってもらいたいところです。
野手では、今年からキャプテンになった高橋が首位打者で頑張っています。
5月にはプロ野球記録に並ぶ8度の猛打賞で、月間MVPにも選ばれました。
ドラゴンズファンからすると、やっと数字を残せる選手に育ってくれたという感じです。
阿部も開幕時は活躍していましたが、レギュラーの座を掴むまではいかず、経験不足から打率が落ちてきてしまいました。
センターラインである二塁が固定できなかったのは、ディフェンス面でマイナスでした。
あとは、前半戦の終わりに1軍を抹消されましたが、捕手の加藤も頑張ったと思います。
昨年まで1軍の試合経験がほとんどなかった選手が、開幕マスクをかぶって前半戦で56試合に出場したのは評価してもいいでしょう。
最初のうちは、守備でパスボールが目立ちましたが、試合を重ねるうちにキャッチングも安定してきました。
正捕手の固定がドラゴンズの課題なので、若手を積極的に試合で使って育ててもらいたいです。
後半戦に期待すること
後半戦からは、ケガで出遅れていた松坂がローテーションに加わるみたいです。
ファームでは、いい投球を続けていたので、最後までローテーションを守って5勝くらいしてもらいたいですね。
また、開幕投手の笠原もローテーションに戻ってきそうなので、先発陣の数は揃いそうです。
あとは、試合の後半を任せられる、生きのいい若手のピッチャーが出てきてほしです。
小笠原や藤島といった若手の復活組が活躍すれば、チームに勢いが出てきそうですが。
打撃の方は、平田、大島、ビシエド、高橋が安定した成績を残しているので、犠打のような細かい野球がしっかりできれば、後半戦も得点はそれなりに見込めそうです。
守備では、レギュラーが固定されていない二塁や左翼で、若手を積極的に起用してほしいです。
期待の新人の根尾も、やっと7月のファームの試合で3割を超える成績が残せるようになったので、そろそろ1軍で起用してもおもしろいでしょう。
新人捕手の石橋も楽しみな選手です。打撃も期待できる大型捕手に育ちそうな予感がするので、後半戦は出場機会を増やしてもらいたいです。
先発ローテーションが整備されて、打撃面も得点力が見込めそうなので、なんとか久しぶりのクライマックスシリーズの出場に向けて、後半戦を頑張ってもらいたいです。
ファンとしては、シーズン終了時には2位になっていてほしいですね。
編集後記
今日からプロ野球の後半戦がスタートします。前半戦は一度もナゴヤドームに行けなかったので、後半戦は応援のために足を運ぼうと思っています。そのためにも後半戦の頑張りに期待しています。