ひとり税理士として独立する前から、同業者の方のブログをよく読んでいました。
最近は、同業者のブログを読むときは、自分のステージにあった過去記事を読むようにしています。
自分のステージにあった記事を読む
ひとり税理士として独立するときに助けられたのが、同業者の方のブログです。
ブログ運営のことや開業前の準備のことなど、いろいろと参考になりました。
特に、独立前は不安なことばかりだったので、相当時間をかけて同業者のブログを読んでいた記憶があります。
いまも同業者の方のブログは読んでいますが、独立当初に比べて情報の受け取り方が変わってきました。
独立当初は、ブログを読んで「それいいな」と感じたことを、すぐに行動に移していました。
まずはマネをして行動していれば、何かしら成果が得られると思っていたからです。
たしかに仕事の効率化などで役立つこともあるのですが、開業して間もないわたしの環境には、当てはまらないものもあります。
たとえば、営業活動において、すでに顧客基盤が確立していれば、求める顧客層に限定して商品提供をしたり、問い合わせを受けることができるでしょう。
そして、ひとりで受けられる業務には限りがあるので、徐々に顧客層を絞り込む戦略にシフトします。
しかし、こういった営業戦略は、開業して間もない環境には、あまりマッチしないことに気付きます。
当然、独立した時期が全然違うと、置かれている環境が異なるので、提供するサービスや営業活動には違いが生じます。
ですから、最近は同業者の方の過去記事をよく読むようにしています。
いま独立して半年くらいなので、同業者の方が独立して半年後にどんな行動をしていたのかをチェックしています。
現時点での行動や考え方を知るよりも、独立後の同じ時期の記事の方が、わたしには役に立つのです。
過去の記事から学ぶことができる
ブログのいいところは、過去の記事を読むことができることです。
営業活動においては、「独立後しばらく苦労した」という記事をよく見かけます。
そして、その大変だった時期に、どのような活動をしていたかを参考にしています。
独立して半年後の過去記事を読んで、営業活動に関する情報を幅広く集めています。
行動して結果がでた情報だけでなく、上手くいかなかったことも情報としては役立ちます。
なぜなら、その方にとっては、結果がでなかったことでも、自分が行動してみたら結果がでることもあります。
たとえば、ホームページやブログに電話番号を公開すると、「営業電話がかかってくるので非公開にしている」という意見もあります。
たしかに、仕事に集中しているときに、頻繁に電話がかかってくると、作業効率は落ちてしまいます。
また、電話を連絡手段として利用する方とは、あまり仕事をしたくないという理由もあるでしょう。
でも、取り扱うサービスや地域によっては、電話番号を公開することによって、問い合わせが増えることも考えられます。
こういったことも、まずは自分で試してみないと、何が自分に合っているかを正しく判断ができません。
いまは失敗もしながら、いろんなことを試す時期なので、顧客層や問い合わせ窓口を絞る営業戦略は、まだ早すぎると思っています。
営業活動は、事業のステージよって戦略が変わるので、自分と似たような環境をみつけて、過去の記事から参考になる情報をもらっています。
そのときどきの思いを残しておく
ブログを書いているひとつの目的に、これから税理士を目指す人の役に立ちたいというのがあります。
わたしも独立のときに、同業者のブログに助けられたので、このブログも誰かの役に立てばいいなと思っています。
そのためには、そのときどきに感じたことや思いを、言葉にして残しておく必要があります。
あとからブログを読む人は、そのときの行動によってどんな学びや感情の変化があったのかを知りたいと思います。
ですから、上手く行ったことだけでなく、失敗したことから学んだことも、このブログに記録として残せればと思っています。
失敗したことばかりだと、まったく読まれないブログになってっしまうので、それなりに結果を出さないといけませんが。
いまはネット上にあらゆる情報があふれていて、必要なものが簡単に手に入るようになりました。
たしかに無駄な時間をはぶく意味では、成果が出ている効率的な方法をマネてみるのはいいことだと思います。
しかし、いいものをマネるにしても、自分の環境にあったものを取り入れることは大切です。
ですから、情報発信している人のバックグラウンドや環境などを確認しながら、上手く情報を取り入れるスキルも磨いていく必要があります。
編集後記
昨日は、午前中に法人の月次作業をして、午後からセミナーへ。名古屋は北風が強く外を歩くのは寒い一日でした。