還付口座

確定申告で還付金を受け取るときの預貯金口座の記載方法

確定申告をすることで、払い過ぎている税金を還付金として受け取れるときがあります。

還付金を受け取るには、振込み対応をしている口座を選択するなど、いくつか気を付けなければなりません。

ここでは、還付金の受け取り方法や、その手続きについて解説します。

 

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所得税の還付金

納める税金より、すでに支払った税金の方が多いときは、確定申告をして払い過ぎた税金を「還付金」として戻してもらえます。

税金を戻してもらうには、どのように還付金を受け取ればいいのでしょうか?

還付金の受け取りについては、預貯金口座へ振込んでもらう方法と、最寄りのゆうちょ銀行や郵便局の窓口で受け取る方法の2つがあります。

それでは、2つの受け取り方法について、それぞれの手続きを見ていきましょう。

 

預貯金口座への振込み

預貯金口座への振込みについては、原則として、銀行、信用金庫、信用組合、労働金庫、農業協同組合、漁業協同組合及びゆうちょ銀行の預貯金口座であれば大丈夫です。

しかし、一部のインターネット専用銀行は、還付金の振込みに対応していないため注意が必要です。

たとえば、ソニー 銀行、住信SBIネット銀行、楽天銀行、イオン銀行、新生銀行、ジャパンネット銀行であれば還付口座として利用できます。

インターネット専用銀行については、あらかじめ還付口座として利用できるか確認をしておくといいでしょう。

 

銀行等の口座への振込みの場合

銀行等の口座への振込みの場合は、「還付される税金の受取場所」に、金融機関名、預貯金の種別及び口座番号を正確に記載します。

還付口座

 

ゆうちょ銀行の口座への振込みの場合

ゆうちょ銀行の口座への振込みの場合は、貯金通帳の口座の5桁の「記号」と、2から8桁の「番号」をつなげた、7から13桁の記号番号のみを正確に記載します。

なお、ゆうちょ銀行と他の金融機関との間で使用する、振込用の「店名(店番)」「口座番号」は記載しません。

還付口座

 

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預貯金口座に関する注意点

預貯金口座への振込みを申請するときに、次のような口座名義のときは、還付金が振込まれません。

  • 口座名義が申告者本人でないとき
  • 名義が旧姓のままであるとき
  • 預貯金口座の名義に、店名、事務所名などの名称(屋号)が含まれるとき

 

還付金の振込みができないと、再度口座登録の手続きをすることになります。

そして、還付金を戻してもらうのに時間を要することになるので、還付口座として記載する口座の名義には注意をしましょう。

 

ゆうちょ銀行や郵便局の窓口受取り

還付金の受け取り手続きで、インターネット銀行しか口座を持っていないときは、ゆうちょ銀行や郵便局の窓口で受け取ることが可能です。

窓口で受け取る場合は、確定申告書の還付金の受取場所のところに、ゆうちょ銀行や郵便局の支店や出張所の名前を記載します。

この場合、指定した窓口以外では還付金を受け取れないため注意が必要です。

還付口座

 

そして、税務署から「国庫金送金通知書」が送られてきたら、本人確認書類と一緒に持参することによって、指定されたゆうちょ銀行の各店舗や郵便局の窓口で還付金が受け取れます。

 

確定申告をして還付金を受け取るときの手続きについて、まとめてみました。

口座の名義などで不備があると、還付金の受け取りまでに時間を要することになるので、申請する口座には注意しましょう。

 

編集後記

昨日は、税理士会の無料相談会へ。欠席された相談員の代理で相談担当をしてきました。今週はずっと無料相談の担当をしています。

 

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