セミナー

セミナーの運営は学びが多い。学ぶだけでなく学びの提供もおすすめ

独立したときのひとつの目標として、セミナーを定期開催するというのがありました。

いまは試行錯誤しながらセミナーを開催していますが、「学びの場」の提供から学ぶことはたくさんあります。

 

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学ぶだけでなく学びの提供も大切

独立してからセミナーで学ぶ機会が増えました。

税理士業とは関係のないことでも、面白そうだと感じたことや、自分ができるようになりたいことは、セミナーに足を運ぶようにしています。

ものごとの学び方には、書籍、音声、動画などがありますが、わたしにはセミナーでの学びが一番合っています。

 

講師の方の話を聞くだけなら、最近は音声や動画のサービスもありますが、深く学ぶには少し物足りなさを感じます。

音声や動画だと簡単に受講ができてしまうため、どうしても学ぶ気持ちが弱くなります。

しかし、セミナーなら参加費だけでなく、移動時間も投資しているので、学びに対する真剣さが変わります。

さらに、一緒に受講者している方の反応が見れたり、質疑応答で受講者の意見を聞けたりして、受講者からも自分とは違った視点を知ることができます。

また、交流会や懇親会が用意されているセミナーであれば、多くの受講者と意見交換ができたり、考え方が近い受講者とのネットワークが広がったりというメリットもあります。

 

このように、わたしは学びの場としてセミナーを活用しているので、独立したら「学びの場」を提供する側も経験したいと考えていました。

そんなときに、ときどき受講生として利用していた「ストアカ」で、「講師デビュー」のセミナーを見つけ、このセミナーに参加したことがきっかけで、いまは月2回くらいのペースでセミナーを開催しています。

 

セミナー運営は学びが多い

最近は、自分でセミナーを開催しているので、セミナーに参加したときは、講師の教え方や運営方法から何かしら学びを得ようと観察しています。

そして、セミナーに参加して学んだものは、自分のセミナー運営に取り入れています。

セミナーの開催には、次のようなステップが必要ですが、まだまだ試行錯誤しながら運営しているところです。

  • 企画を考える
  • 告知をする
  • 運営をする
  • フォローをする

企画を考える

まず、セミナーを開催するには、何について話をするかという企画を考えなければなりません。

そして、企画を考えるうえでポイントになるのが、誰に対して話をするかという「対象者」です。

「こんなことに困っている人」とか「こんなことを知りたがっている人」という具合に、対象者が明確になれば企画はつくりやすくなります。

 

もし、企画がまとまらなければ、友達や知り合いに、自分が教えることができるテーマについて「どんな悩みがあるか」をヒアリングをしてみるといいでしょう。

そのテーマについての悩みが整理できれば、あとは自分が持っている知識や経験を企画に落とし込むだけです。

そして、企画で大切なのは、ブラッシュアップを続けることです。

セミナー参加者のアンケートをもとに、企画に手を加えていけば参加者の期待にこたえられるものに近づくはずです。

 

告知をする

セミナーの告知で意識しているのは、できるだけミスマッチを少なくすることです。

告知文には、どんな方におすすめする企画なのかや、どんな成果が見込まれるのかを記載して、受講後のイメージをもってもらうことを意識しています。

エントリーの段階でミスマッチが起きてしまうと、セミナーで満足度を高めるのは難しくなるので、最初の入り口である告知文の役割は重要です。

 

そして、セミナーの受講者には、「告知文のどこに興味をもったのか」をヒアリングして、告知文の見直しの必要性をチェックしています。

ここでも大切になるのは、告知文のブラッシュアップを続けることです。

 

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運営をする

運営の事前準備として、初めて利用する会場は必ず下見をします。

会場に足を運んで備品の確認をして、最寄り駅からの経路を写真に撮っています。

そして、セミナーの受講者には会場の感想をヒアリングして、できるだけ評価が高かった会場を利用するようにしています。

あとは、当たり前のことですが、持ち物のチェックリストは必要です。

当日に、PC、備品や配布資料などの忘れ物をしないような準備は欠かせません。

 

セミナーでは、最初に「今日のセミナーで学んでほしいことは〇〇です」と伝えてゴールを提示しています。

そして、受講者にも「今日のセミナーで何を学びたいか?」を発言してもらい、重点的に話をするポイントを事前に確認します。

それから、受講者がフランクに質問できたり、受講者同士の交流がしやすいように、セミナーは少人数制にしています。

 

フォローをする

最後に大切なのは受講者のフォローです。

セミナーの当日には、セミナー参加のお礼とWebアンケートのお願いをメールで送信しています。

受講者からのフィードバックが、セミナーのブラッシュアップに役立つので、早くアプローチしてレビューやアンケートの返信を増やすことが必要です。

いまは、レビューやアンケートの返信を高めるために、回答者にはスポット相談の割引を設定しています。

それから、セミナー内容については、メール1往復分の質問を無料で対応して、受講者のフォローをしています。

しっかり受講者をフォローすれば、新たなセミナーへのエントリーに結び付きます。

 

セミナー運営は始めたばかりなので、まだまだ試行錯誤しながら取り組んでいます。

ひとつのセミナーを企画するのに、それなりに時間はかかりますが、新たなことが学べるのは楽しいものです。

「学びの場」を提供することによる学びは多いので、興味のある方はぜひセミナーを始めてみてください。

 

編集後記

freeeが12月にマザーズに上場するそうですね。資金調達してサービスが良くなることに期待したいです。

 

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