最近は、買い物のときに現金を使わずに、キャッシュレス決済を利用することが増えました。
キャッシュレス決済で支払えば、クラウド会計と連動させて経理もラクになります。
お客様にもキャッシュレス決済を利用していただくために、「PayPay」と「LINE Pay」を導入してみました。
キャッシュレス決済に対応
キャッシュレス決済とは、クレジットカード、電子マネー、スマホなどを利用した決済で、現金を使わない決済方法です。
日本は、海外の先進国に比べキャッシュレス決済の普及が遅れているため、国が補助金などを活用して積極的にキャッシュレス化を推進しています。
最近では、「PayPay」や「LINE Pay」のキャンペーン効果により、QRコードを利用したキャッシュレス決済の認知度が高まりました。
いまでは、便利なキャッシュレス決済のひとつとして、QRコード決済を利用している方も多いはずです。
しかし、多種多様なキャッシュレス決済に対応してるコンビニなどでは、選択肢が多すぎて何を利用しようか迷ってしまいます。
さらにキャッシュレス化を進めるには、もう少し規格を統一して、わかりやすい仕組みにする必要があるでしょう。
税理士業においては、キャッシュレス決済を利用する機会は限定されてしまいます。
とりあえず、スポット相談のときに利用するために、「PayPay」と「LINE Pay」を導入してみました。
いくつもあるキャッシュレス決済の中でQRコード決済を選択したのは、導入コストがかからず、一定期間は決済手数料が無料だからです。
自宅兼事務所で審査が通るか心配でしたが、申請から約1週間で審査通過の連絡があり、それから1週間してQRコードが同封されたキッドが自宅に届きました。
いまのところ、QRコード決済は対面での利用のみになっていますが、利用規約が改正されて請求書に貼り付けができるようになれば、もっと利用範囲が広がって便利になるはずです。
QRコード決済がおすすめ
はじめてキャッシュレス決済を導入する場合は、いまならQRコード決済がおすすめです。
QRコード決済がおすすめの理由は、次のようなメリットがあるからです。
決済端末の導入費用がかからない
クレジットカードや電子マネーの場合、専用のカードリーダー端末が必要となり、数万円の導入費用がかかってしまいます。
一方、QRコード決済の場合は、利用者にQRコードを読み取ってもらい、利用者側で支払金額を入力する方法であれば、導入費用は一切かかりません。
決済手数料が一定期間無料になる
期間限定で決済手数料が無料となっているQRコード決済のサービスがあります。
いままで決済手数料がネックとなって、キャッシュレス決済の導入に踏み切れなかった店舗にとっては、大きなメリットです。
「PayPay」 ー 2021年9月30日まで決済手数料が無料。
「LINE Pay」 ー 2021年7月31日まで決済手数料が無料。
コストをかけずに販促ができる
加盟店になれば、QRコード決済サービス事業者が行うキャンペーンにより集客につながります。
また、QRコード決済のアプリ内で、利用できる加盟店として所在が表示されるのも販促に役立ちます。
QRコード決済で注意すべきこと
QRコード決済は、いいことばかりでなく、注意すべきこともあります。
QRコード決済が進んでいる中国では、QRコードのすり替えなどの詐欺事件が起きています。
利用者に読み込んでもらうQRコードを、決済のときにだけ提示するといったセキュリティが必要です。
キャッシュレス・消費者還元事業
2019年10月1日から2020年6月30日までの9か月間に限り、「キャッシュレス・消費者還元事業」が実施されます。
消費税増税に合わせて、キャッシュレス決済を利用した消費者に対して、利用額の5%または2%のポイント還元をする国の補助金制度です。
これにより、キャッシュレス決済を導入している店舗にとっては、キャッシュレス未対応の店舗より売上の増加が期待されます。
そして、この制度に参加するには、「キャッシュレス決済の導入」が条件になっています。
キャッシュレス決済に未対応の店舗は、まずはコストがかからないQRコード決済を導入して、この制度へ参加することをおすすめします。
「キャッシュレス・消費者還元事業」への参加は、キャッシュレス決済の導入とともに、併せて参加申請が必要になります。
10月1日の制度開始に間に合わせるには、7月中の参加申請を呼び掛けている決済事業者もあるため、早めに導入の検討をすすめるべきでしょう。
編集後記
週末は、セミナーに参加してきました。セミナー会場に到着したら、会場がダブルブッキングで他のセミナーが開催されているというハプニングが。急遽、近くの別会場が用意され、30分遅れでセミナーは無事開催されました。こんなこともあるんだと驚きましたが、セミナーの最後に参加費を全額返金というアナウンスがあり、ちょっとラッキーでもありました。