フリーランスとして開業して3か月が経過したので、営業活動を振り返ってみたいと思います。
営業活動を振り返る
ひとり税理士として開業したら、最初にやるべきことは「営業」と決めていたので、この3か月は営業活動にかなり時間を割きました。
事業が安定すると営業活動に割ける時間が限られるため、いろんなことが試せるのは開業当初のこの時期だけだと思っています。
この3か月で営業のために行動したのは、次のようなことです。
・ブログを書く
・開業の挨拶状を出す
・SNSを始める(Facebook、Twitter)
・団体に入る(商工会議所)
・DMを送る
・チラシで飛び込みをする
・セミナーをする
この中で一番やって良かったと思っているのがブログです。
特に、税務の業務がほとんどない中で、ブログを書くという日々の目標があることが、精神的に助けられました。
まだアクセスは少ないですが、始めた頃に比べれば徐々に伸びているので、今後も情報発信を続けていきます。
24時間休まずネット上に情報発信してくれるので、わたしにとっては大切な営業パートナーです。
そして、想像していた以上に反応があったのが、「開業の挨拶状」です。
10年以上会っていない方から数件電話がかかってきて、「また相談にのってほしい」というありがたい話がありました。
開業したら、忘れずに挨拶状は出した方がいいでしょう。
それから、開業してやってみたいと思っていたのが、「飛び込み営業」です。
税理士が提供するサービスは、飛び込みで契約になるような商材でないので、飛び込み営業が向かないのはわかっています。
ですから、同業者から飛び込み営業をしたという話を聞かないので、自分で行動して反応を確かめてみたいと思っていました。
そんなときに、8月上旬に「キャッシュレス・ポイント還元制度」の記事をブログに書いたところ、短期間でアクセスが伸びました。
そこで、この制度なら事業者が興味を持つと思い、制度の案内とブログを紹介したチラシを作成して、最寄り駅周辺の店舗に100件ほど飛び込み営業をしました。
「キャッシュレス・ポイント還元制度が始まるので案内チラシを配っています」「ブログで申請方法を書いているのでよかったら読んでください」という話をして店舗を訪問したら、ほとんどのお店が好意的にチラシを受け取ってくれました。
飛び込み営業でも、訪問先にメリットがある話であれば、説明は聞いてもらえます。
そして、訪問した店舗の中には、「クラウド会計に詳しい税理士への切り替えを考えている」と相談されて、顧問料などの具体的な質問を受けたところもありました。
また、後日連絡をいただいて「キャッシュレス・ポイント還元制度」の申請支援をお手伝いさせいただいた店舗もありました。
3日間ほどの飛び込み営業でしたが、地元の店舗に対して近くで開業した税理士という紹介とブログの案内ができたので、当初の目的は達成できたと思っています。
いろんな業種の店舗を訪問しましたが、QRコードでは「PayPay」の導入率の高さに驚きました。
美容室で8割、飲食店では6割くらいがPayPayを導入していました。
次の導入が多かったのが楽天payでしたが、PayPayに比べたら圧倒的に少なかったです。
LINEPayやOrigamiPayは、ほとんど見かけることがなく、この先QRコードの淘汰が始ったらPayPayだけは確実に残るでしょう。
最後にDM発送については、問い合わせがあって単発の仕事に結び付きましたが、どうしても送料コストがかかるため、継続的な契約にならないと費用対効果が悪すぎるというのが感想です。
したがって、DM発送はコストがかかり過ぎるため、もうやらないと思います。
前のめりなくらいが丁度いい
開業して事業が安定するまでは、営業活動に対しては前のめりなくらいが丁度いいでしょう。
とりあえず、いいなと思ったことは、まずはやってみればいいと思います。
ネットには、「こんな方法がいい」とか「そんな方法はダメ」とか書かれていますが、あまり気にせずに自分で行動してみるべきです。
あまりネットの情報に流されないで、まずは行動して自分で結果を確認した方が、そのあとの行動に役立ちます。
ただし、あくまでもテストマーケティングというつもりで、しっかり予算を決めて小さくやるようにしましょう。
まあ、飛び込み営業なんて、開業当初しかやらないことなので、興味があったらやってみてください。
周りの人がやらないことをやっておけば、あとからのネタにもなりますし、もしかしたらラッキーで仕事に結び付くかもしれません。
事業が軌道に乗るまでは、やれることは何でもやってみるくらいの気持ちで行動すればいいと思います。
編集後記
昨日は、Webのコンサルを受けてきました。ちょっとブログに手を加えたかったので、専門家から的確なアドバイスがもらえて助かりました。