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合同会社を設立したので、e-Govを利用して社会保険の加入手続きをしてみた

合同会社を設立したので、e-Govを利用して社会保険の加入手続きをしてみた

ひとり法人として合同会社を設立したので、e-Gov(イーガブ)を利用して社会保険の加入手続きをしてみました。

 

e-Govとは

「e-Gov」とは、総務省が運営する行政情報ポータルサイトです。

この中のひとつのサービスに、「e-Gov電子申請」というのがあり、各府省に対するオンライン申請・届出等の手続を行うことができます。

そして、社会保険関係の手続きは、このe-Gov電子申請を利用して行うことになります。

税務関係の電子申告では、e-TaxやeLTAXを利用しますが、社会保険関係の電子申告は、e-Govを利用します。

 

e-Gov電子申請を利用するメリットには、次のようなものがあります。

・原則、24時間365日利用可能
・インターネット環境があればどこからでも届出可能
・窓口へ出向く手間や郵送等のコスト削減

年間通していつでも利用でき、自宅から手続きできるのは便利なところです。

 

また、社会保険関係の届出・申請等は、274種類(令和元年5月1日現在)の書類が電子申請に対応しています。

そして、法人設立後に必要な社会保険の加入手続きは、すべてe-Gov電子申請で進めることができます。

 

e-Gov電子申請の手順

それでは、「e-Gov電子申請」を利用した社会保険の加入手続きの流れを見ていきましょう。

事前準備

まず、申請方法が電子申請となるため、事前に電子証明書とICカードリーダーライタを準備する必要があります。

電子証明書については、平成27年1月1日より法人でも事業主のマイナンバーカードを電子証明書として利用できるようになりました。

マイナンバーカードの取得については、こちらを参照してください。

e-Gov

 

電子証明書とICカードリーダーライタが準備ができたら、e-Gov電子申請を利用するための環境設置を行います。

e-Govのトップページから「e-Gov電子申請」に進み、「利用準備」をクリックします。

e-Gov

 

チェック項目に従って、e-Gov電子申請を利用するための環境設置を進めていきます。

Windows10の環境であれば、ブラウザとしてInternet Explorer 11、Edge、Firefox、Chromeが利用できます。

そして、ブラウザによって環境設定が変わりますので、詳細情報を確認しながら設定をします。

1から5までの項目にすべてチェックを入ったら、「電子申請手続検索」に進みます。

e-Gov

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届出・申請書等

電子申請手続検索で、提出したい届出・申請書等のキーワードを入力して検索します。

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ひとり法人が社会保険に加入するためには、次の手続きが必要になります。

・健康保険・厚生年金保険新規適用届
・健康保険・厚生年金保険被保険者資格取得届
・健康保険被扶養者(異動)届・国民年金第3号被保険者資格取得届(被扶養者がいる場合)

 

健康保険・厚生年金保険新規適用届

電子申請手続検索で、次の届出書を選択します。

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届出書をクリックして、次の画面で「申請する」に進みます。

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e-Gov電子申請システムが立ち上がるので、「e-Gov電子申請アプリケーション」を起動させます。

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まずは、申請者・届出者に関する情報を入力して次に進みます。

※ここで入力した情報は、他の手続きでも使用するためデータを保存しておきましょう。

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届出書の赤枠内をすべて記入して、添付する書類を選択します。

e-Gov

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メニューから添付書類を選択し、添付ファイルを設定します。
・登記事項証明書のコピー
・事務所の所在地略図(Googleマップで作成)

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ここで電子証明書を準備して、「署名して次へ進む」を押すと電子署名画面が立ち上がります。

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最後に、手続き名にチェックを入れて、「申請届出書を提出」をクリックすれば提出は完了です。

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提出後に確認画面が表示されますので、これを保存しておきましょう。

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健康保険・厚生年金保険被保険者資格取得届

電子申請手続検索で、次の届出書を選択します。

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「e-Gov電子申請アプリケーション」を起動させ、申請者情報を入力するところまでは、健康保険・厚生年金保険新規適用届と同じ流れです。申請者情報は保存しておいた情報を呼び出すと入力の手間が省けます。

ここでは、ひとり法人の事業主に関する個人情報と、役員報酬額を入力します。

必要項目を入力したら電子署名をして提出します。

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健康保険被扶養者(異動)届・国民年金第3号被保険者資格取得届(被扶養者がいる場合)

電子申請手続検索で、次の届出書を選択します。

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この届出書は提出書類が多いため、上記の届出書とは手続きの流れが少しかわります。

それぞれの届出書を作成してから、最後にまとめて電子申請をすることになります。

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ひとつずつ申請書を作成していきます。

配偶者や子供などを扶養に入れるときは、個人情報などの必要項目を入力して、保険証を添付書類として設定します。

※備考欄に「続柄確認済み・本人届出意思確認済み」と記入しておくと、住民票や所得証明の提出を省けます。

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すべての入力が完了したら、電子証明をしてから、一旦データを保管するためにダウンロード(預かり票発行)します。

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ここで最初のメニューに戻って、「申請書送信」をクリックします。

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先ほどダウンロードしておいたデータ(預かり票)をここで呼び出します。

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あとは申請者情報を入力(保存してあるものを呼び出し)して、申請書を提出して完了です。

 

いままでe-Govを利用して電子申告をしたことがなかったため、ひと通り経験するために社会保険の加入手続きをやってみましたが、紙の提出に比べて相当時間がかかりました。

そして、電子申請したデータに不備があると、簡単にシステム上で申請を却下され再提出を求められます。

紙での提出の場合は、記載事項に不備があると電話で内容を確認され、あとは事務局で処理をしてくれていたことが、電子申告の場合は、提出側ですべて訂正作業を行わなければなりません。

 

従業員を雇っていて、従業員の入退職が多い企業であれば、社会保険関係の手続きが頻繁に発生するため、こういった電子申告サービスを利用すると便利かもしれません。

しかし、ひとり法人の場合は、社会保険に関する手続きはほとんど発生しないため、いまのシステムの仕様であればエクセルで用意された様式に入力して、紙で提出したほうがいいでしょう。

 

編集後記

週末は、ラグビーの応援で家族全員がテレビの前にくぎ付けでした。次の南アフリカ戦も頑張ってもらいたいですね。

 

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