合同会社を設立したので、eLTAX用ソフトのPCdesk(WEB版)を利用して、「法人設立・設置届出書」を提出してみました。
PCdesk(WEB版)の環境設定
eLTAX(エルタックス)とは、地方税に関する手続きをインターネットを利用して電子的に行うシステムで、正式名称は「地方税ポータルシステム」といいます。
国税に関する手続きは「e-Tax」を利用し、地方税に関する手続きは「eLTAX」を利用します。
eLTAXは、オンラインのサービスですが、365日利用できるわけではなく、利用時間は次のようになっています。
・8:30~24:00 (土・日・祝日、年末年始12/29~1/3は除く)
※毎月最終土曜日及び翌日の日曜日は利用できます
そして、eLTAXには、WEB版以外にDL版とSP版がありますが、申請・届出ができるのは「WEB版」だけで、PCdeskというブラウザ上で利用できるソフトウェアを利用します。
いまのところPCdesk(WEB版)が利用できる環境は、WindowsのInternet Explorerだけです。
はじめてPCdesk(WEB版)を利用するときは、パソコンの環境設定を行ってから届出・申請等に進みます。
まず、eLTAXのトップページの「はじめてのご利用の方」をクリックします。
「PCdesk(WEB版)を利用する」を選択し、次へ進みます。
次のようなメッセージがでたら「事前準備」へ進み、電子証明書の署名に必要なプラグインをインストールします。
事前準備はこれで完了ですが、法人設立・設置届出書の電子送信のときに、マイナンバーカードとICカードリーダーライタに必要になりますので、事前に準備しておきましょう。
マイナンバーカードの取得については、こちらを参照してください。
利用者IDの取得
eLTAXで電子申告をするときは、まずは「利用者ID」を取得します。
利用者IDは地方税の電子申告に必要な英字・数字の番号で、利用届出を提出すれば発行されます。
利用届出の手続きは、再度「PCdesk(WEB版)を利用する」をクリックし、eLTAXのログインページに進みます。
そして、ページの下のほうにある「利用届出(新規)」から手続きを行います。
利用者選択の画面で「納税者(法人)」を選択します。
ここで、利用届出の提出先として、本店所在地の都道府県を選びます。
次の画面で利用者情報を入力していきます。
次に提出先の情報を入力して、確認画面に進みます。
最後にマイナンバーカードの電子証明書を利用して電子送信をします。
電子送信後に送信結果として「利用者ID」が表示されるので、必ず情報を保存しておくか印刷しておきましょう。
法人設立・設置届出書の提出
「法人設立・設置届出書」の提出期限は、法人設立の日以後2か月以内となっています。
届出書の提出には、定款と登記事項証明書の添付が必要になるためPDFデータを準備します。
eLTAXで法人設立・設置届出書を提出するときには、利用者IDを取得しなくても電子申請をすることはできます。
しかし、利用者IDがないときは、作成データの一時保存機能が利用できないため、事前に利用者IDを取得してから届出書の作成に進むことをおすすめします。
それでは、届出書の法人設立・設置届出書の流れを確認していきましょう。
まず、eLTAXへのログインページから、利用者IDと暗証番号を入力して次に進みます。
メニューから「申請・届出書の作成」を選択します。
次に届出書の様式を選択します。法人設立・設置届出書は、県税と市税にそれぞれ提出することになりますが、ここでは1か所しか選択できないため、ひとつずつ届出書を作成することになります。
都道府県を選択して、提出先の県税事務所を選びます。
利用者情報登録の画面で必要事項を入力します。
届出書の内容を入力していきます。もし、関与税理士が決まっていれば、税理士の情報も入力しておきます。
ここで添付書類を設定します。添付が必要なのが定款と登記事項証明書です。
次の画面で届出書の内容と提出先を確認します。
このあとは、利用者IDと同じ流れでマイナンバーカードの電子証明書を利用して電子送信すれば手続きは完了です。
そして、引き続き市税についても同じ流れで法人設立・設置届出書の手続きを行います。
電子送信がすべて完了したら、電子送信した届出書のデータをダウンロードして保存をしておきましょう。
法人設立時に関与税理士がいれば、この手続きを代行してもらえますが、税理士が決まっていない場合には、設立の日以後2か月以内に忘れずに手続きをしておきましょう。
法人設立については、次のような記事も書いています。
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編集後記
昨日は、ドラフト会議でした。ドラゴンズは東邦高校の石川選手を単独指名できると思っていたら、まさかの3球団競合でクジ引きとなりました。そして、結果は与田監督のゴットハンドで、昨年の根尾選手に続いて見事に当選クジを引き当てました。地元期待の大型内野手なので、将来根尾選手と共にドラゴンズのクリーンアップを打ってもらいたいですね。