独立を決めたときは会社員から卒業できる喜びが大きかったですが、開業日が近づくにつれて売上や資金繰りなど不安に思うことが増えてきました。
独立に不安はつきもの
独立に不安はつきものだとわかっていても、これからのことを考えると不安になってしまいます。
「どうやって売上をつくっていこうか」とか「給料という安定収入がなくなるけどやっていけるのか」ということを毎日のように考えます。
こんなことは独立を決めたときにわかっていたことですが、いざ開業日が近づくと「本当にやっていけるのか?」という不安に押しつぶされそうになります。
独立を決めたからには、これからも不安とは付き合っていくことになるのでしょう。
いまは独立という新たなチャレンジをしようとしているので、不安に思うことが多くあります。
初めてチャレンジすることは、誰しも不安になるものなので、これが自然なことなのかもしれません。
ちょっと冷静になって考えてみれば、組織に属し続けることにも不安はあるはずです。
前にこんな記事を書きました。
お客様に退職の話をすることが増えてきたのですが、話をするたびに「独立はリスクがあるよね」と心配されます。わたしは、毎回「確かにそうですね」って返事はしていますが、内心は「そうかな?」と思っています。 確かに独立はリスク[…]
「税理士」は独立に向いていると思って決断したことなので、前を向いて進んでいこうと思います。
具体的な行動を考えてみる
不安な気持ちを和らげるには、不安の要因になっているものを取り除くしかありません。
そのためには、何に対して不安を感じていて、その不安を取り除くには何をすればいいかを考えることです。
いま不安に思っているのは、「売上」と「資金繰り」なので、これに対する行動を考えてみることにしました。
どちらも同時に手が打てればいいのですが、独立前に行動するには時間の制限があります。
「売上」と「資金繰り」でどちらが短期間で手が打てるかを考えたら、「資金繰り」です。
独立したら給料という安定収入がなくなるので、まずは手元資金を十分にしておく必要があります。
そのためには、創業融資による借り入れをして、事業活動に必要な資金を調達しておくことにしました。
当面の資金繰りに余裕が持てれば、独立後は売上に専念すればいいだけです。
創業融資の相談をしてみた
創業時は融資が受けやすいと言われますが、ちゃんとした手順を踏んで話を進めないと金融機関も相談には乗ってくれません。
いきなり飛び込みで金融機関の窓口に行っても、怪しまれてしまうだけで相談に乗ってもらえなくなってしまいます。
まずは、事前に電話でアポイントを取ってから、こちらから店舗を訪問して融資の相談をしてきました。
今回、相談に行ったのは日本政策金融公庫と地元の信用金庫です。
創業融資は、日本政策金融公庫の方が借りやすいと言われていますが、今後の営業活動を考えると地元の信用金庫とのパイプもつくっておきたいものです。
相談窓口で事業内容と借入希望額を伝えると、今後の融資手続きの流れを説明してくれました。
借入希望額については、「融資が難しい金額ではないですよ」と口頭で回答がもらえたので少し安心しました。
あとは、借入申込書と創業計画書を提出して審査の結果を待つだけです。
順調に行けば開業と同時に融資が受けられそうなので、これで開業後の資金繰りの不安が和らぎます。
独立の不安はじっとしていても何も変わらないので、できることから行動して不安を減らしていくしかありません。
編集後記
退職まで残り2週間となりました。今月申告の顧問先の資料がまだ集まっていないので、最後までバタバタしそうです。